新米パパ初めての沐浴体験記

育児

お風呂はパパの仕事。というイメージが強いですよね。僕も最初ドキドキしながらなんとか洗ったのを覚えています。実体験をもとに準備するものと、入れるときのコツを紹介します。

沐浴前の準備

沐浴は赤ちゃんにとってはもちろん、パパにとっても大きなイベントです。
「さあ入れるぞ!」と意気込んでも、準備が足りていないとバタバタしてしまい、せっかくの時間が慌ただしい思い出になってしまいます。
私も最初は準備不足で、片手で赤ちゃんを支えながら片手でタオルを探したり、オムツがどこにあるのか分からなくなって慌てたりしました。
だからこそ、事前に必要なものを全部そろえておくことが安心につながると実感しています。

タオル・ガーゼの準備

まず欠かせないのがタオルとガーゼです。
赤ちゃんをお湯から上げた瞬間に体が冷えてしまうので、大きめのバスタオルは必須。柔らかくて吸水性の良いものを広げて待機させておき、赤ちゃんを包み込むように使います。バスタオルは「赤ちゃんがすっぽり収まるくらいの大きさ」が安心です。さらに、頭の下に敷く小さめのタオルや、体をやさしく拭くためのフェイスタオルも準備しておくとスムーズです。

ガーゼは特に大切で、数枚用意しておきましょう。お湯に浸して顔や目元をそっと拭いたり、胸にかけてあげることで、赤ちゃんが安心して泣きにくくなります。初めての沐浴では赤ちゃんもびっくりして泣いてしまうことが多いので、この一枚のガーゼが思った以上に役に立ちます。
私自身、最初は「タオル一枚でいいだろう」と思っていましたが、実際にやってみると足りないことだらけで大慌てしました。だからこそ、タオルやガーゼは多めに、しかも手の届く場所に重ねて置いておくのがポイントです。

着替え・おむつの準備

次に欠かせないのが着替えとオムツです。
沐浴後の赤ちゃんは体がすぐ冷えてしまうので、お風呂上がりの準備はスピード勝負。私は初めてのとき、オムツを袋から出すのを忘れていて焦りました…。赤ちゃんを拭いている間に「あれ?オムツどこ?」と探してしまうとパパもパニック、赤ちゃんも泣き出してしまいます。そうならないように、新しいオムツは袋から出して広げておき、すぐ使える状態にしておきましょう。その横に夏は肌着のみ、冬はその上にベビー服を重ねて並べておくと着せるときに迷いません。ボタンや袖はあらかじめ広げておくと、バタバタしながら赤ちゃんの腕を通す必要がなくなり、とても楽になります。

また、必要であればベビーローションや保湿クリームをそばに置いておきましょう。赤ちゃんのお肌は乾燥しやすいので、体を拭いた直後に保湿ケアをすると安心です。

ポイントは、着替えとオムツの順番を整えて置くこと。オムツ → 肌着 → 服の順番で並べておけば、濡れた赤ちゃんを抱えながらも迷わず手が動きます。

お湯をためる

そして、準備で一番大切なのがお湯です。
ベビーバスにお湯をためるときは、温度と量に注意が必要です。赤ちゃんにとって快適なのは大人が「少しぬるいかな?」と感じる38〜40℃くらい。私は最初「これくらいかな?」と手で確認して入れようとしたら、思ったより熱すぎて焦ったことがあります。必ず温度計を使って正確に測るのがおすすめです。

お湯の深さは赤ちゃんのおへそあたりまでが目安。少なすぎるとすぐ冷えてしまい、多すぎると腕がプルプルして扱いにくくなります。ちょうどよい量に調整することが安心につながります。

準備する順番も大切で、必ず最初にお湯をためて温度を調整し、それからタオルや着替えを用意します。最後に赤ちゃんを連れてきて「すぐに入れられる状態」にしておくことが安全のポイントです。赤ちゃんを抱えたままお湯を足したり温度を直したりするのはとても危険なので、準備段階で完了させるように心がけましょう。

私の場合、最初はお湯をためすぎてしまい、赤ちゃんを支えながら「重い!腕がつらい!」となりました。お湯加減や量は事前にシミュレーションしておくと安心ですよ。

実際の沐浴の流れ

準備が整ったら、いよいよ赤ちゃんをベビーバスに入れる時間です。
「ちゃんと支えられるかな?」「泣かせたらどうしよう…」とパパは緊張すると思います。私も最初は手が震えていて、頭の中で「左手で首を支えて、右手で洗って…」と何度も復唱していました。でも実際にやってみると、緊張しながらも少しずつ慣れていけるので大丈夫です。ここでは基本的な流れをまとめていきます。

赤ちゃんを抱えて入れる

赤ちゃんを入浴させるときは、片手で首と頭をしっかり支えることが最優先です。私は左手で赤ちゃんの頭から背中にかけて支え、右手でお尻を軽く持ち上げるようにして、ゆっくりお湯の中に入れました。

赤ちゃんの体がふわっとお湯に浮かぶ瞬間は、なんとも不思議で感動的。小さな体がバタバタして、最初は「落としたらどうしよう」と怖かったですが、赤ちゃんも次第に気持ちよさそうな表情を見せてくれてホッとしました。

顔と頭をやさしく洗う

最初は顔まわりから。
ガーゼをお湯に浸して軽く絞り、赤ちゃんの額から目元、鼻、口の順にやさしく拭きます。目は内側から外側へ、鼻や口は清潔なガーゼで拭き取り、耳のまわりも忘れずに。

私は最初に額にガーゼを当てた瞬間、赤ちゃんが「うわーん!」と大泣きしてしまい焦りました。でも看護師さんから「赤ちゃんは顔に水がかかるのが苦手だから泣いても普通ですよ」と教えてもらい、少し安心できました。

次に頭を洗います。赤ちゃんの髪はまだ柔らかいので、石けんを泡立てて指の腹でなでるように洗い、泡をお湯で流します。このときもおでこにガーゼを当ててあげると、目にお湯が入らず赤ちゃんも落ち着きやすいです。

胸・お腹・手足を洗う

顔と頭が終わったら、胸からお腹へと進みます。
石けんを軽く泡立てて、胸の中心から外側へ円を描くようにやさしく洗います。お腹はおへその周りを忘れずに。赤ちゃんのおへそはまだ敏感なので、ゴシゴシせずサッとなぞる程度で十分です。

手足は、一本ずつ指の間まで丁寧に洗うのがポイント。私は最初「小さすぎて折れちゃいそう」と怖かったですが、実際には意外としっかりしていて安心しました。指の間や脇、太もものしわの部分は汚れがたまりやすいので丁寧に。

背中とおしりを洗う

前面が終わったら、赤ちゃんを横にくるっと回して背中を洗います。
このときも首を支える手は絶対に離さず、手首を使ってそっと体を横向きにして洗います。背中から腰にかけてなでるように洗い、おしりも最後にきれいにします。

私はここでよく手が滑りそうになり「ヒヤッ」とした経験があります。赤ちゃんは濡れると本当にツルツルなので、無理に片手で洗おうとせず、背中は短時間でさっと洗うのが安全です。

体を拭いて着替え

洗い終わったら、いよいよお湯から上げます。
赤ちゃんをベビーバスから出した瞬間、体温が一気に下がるので、バスタオルを広げて待機しておくことが大切

私は「よし、終わった!」と安心したのも束の間、タオルを広げ忘れて慌てたことがあります(笑)。そうなると赤ちゃんは大泣き、パパはパニック…になってしまうので、ここでも準備が勝負です。

タオルで頭から包み込むように拭き取り、水気をしっかり取ったら、オムツ → 肌着 → 服の順番で素早く着せます。必要ならここでベビーローションを使って保湿をしてあげましょう。

着替えが終わるころには赤ちゃんも落ち着き、気持ちよさそうにしている姿に「やってよかった」と心から思えます。

やってみて感じたこと

初めての沐浴は、想像以上に緊張して汗だくになります。でも一つ一つの手順をこなすうちに、赤ちゃんが気持ちよさそうにしてくれると、自分の中でも安心感と達成感が広がります。

私は初めて終えたあと、「あ、自分もパパとしてちゃんとできたんだ」という自信を持てました。最初は失敗して当たり前。赤ちゃんと一緒に、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

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